こんにちは

「健康のためなら、俺は死んでもいい!」

が合言葉のTAKです(笑)

最近は禁煙ブームですが、実は20からタバコを吸い始め、27の時に1年半禁煙、その後ついつい2年喫煙、そして去年の10月から再び禁煙してはや6か月という具合になっております。

禁煙・・・大変ですよね。でも、曲がりなりにも僕にだって禁煙できたんだから(意志は弱いほうですが)、少しでも参考になれば・・と日記をつづらせていただきます。

というのもこの間、第一回目の一年半禁煙した時の日記がでてきたので、長文になりますがおつきあいしていただけたらこれ幸いです。

では。

2005 11 22

ええと、今から丁度一週間前になるでしょうか。朝、目が覚めると同時に、

「俺は、禁煙をする!するったらする!もう誰も俺を止められないのだっ!」

と、どういうわけか突然一念発起して、チャリンコで近所の薬局に二コレットを買いに行きました。途中、

「おまえ、これで禁煙するの何回目だよ」

とでもいいたげな薬剤師の顔は、なるべく見ないように心がけて家路につきました。

さて、今回はこの話題です。禁煙したことありますか?

ちなみに僕は過去4回ほど禁煙してますが、最長で一ヶ月、最短で「禁煙する!」と言いながらタバコを吸うといった具合です。

実は、僕はタバコを吸い始めたのが20歳でした。

もちろん僕のまわりでは、中学の頃から大量にニコチンを摂取してやまない、向こう見ずなヤツが多数いました。

部活(バスケット部)が終わり、みんながうちに遊びに来ると、

「気づいた時にハムになってても後の祭りだぞ」

というくらい僕の部屋は燻製工場さながらの煙たさ。話す時も、

「なあゆーまモクモク」

「早く親父のエッチなビデオを探して来いモクモク」

「俺はすでに色々とモクモク」

といった具合で、部活の後にはみんなでうちに集まって、六畳のプレハブでタバコの煙で燻されるといった日々が続きました。

そんな煙たい連中の中にいたにもかかわらず、かたくなにタバコを吸わなかった僕が何故タバコを吸うようになったのでしょうか?

高校の時付き合ってた彼女が、

「わたし、タバコを吸う人大嫌い!歯が黄色くなるし、ヤニ臭いのがイヤ!」

と言っていました。当時の僕はタバコを吸わない好青年(といいはってますが)だったので、

「ふふふ、芸能人は歯が命」

などと前歯をキラリと光らせながら、そう答えていたものです。

ところが、その元カノが僕と別れた二年後(僕は二十歳です)久々に演劇部の集まりで出会った時に、僕は椅子からひっくり返るくらい強烈な衝撃を受けました。

なんと、あれだけタバコ嫌いだった元カノが、

「あら、先輩久しぶりモクモク」

と言いながら、鼻からまるで機関車のように「プシューッ」っと煙を噴出しているではありませんか!

それに著しいショックを受けた僕は、

「・・・あいつがモクモクなら、もしかして俺もモクモクなのではないだろうか?」

と思い込んで(影響されやすいのです)、その日の帰りに元カノが吸っていたのと同じタバコ「マルボロライトメンソール」を買って帰りました。

・・・さて、家に帰ってから一人でタバコをくわえてみます。しかし、くわえタバコはなかなかうまくいきません。手を離そうとすると、アゴが猪木みたいにしゃくれてしまいます。

思い起こせば小学校に上がる前に、

「タバコ吸えたら100円やろう!そしたらおまえも大人の仲間入り」

と、うまい具合に寿司屋の親父にそそのかされた僕。「まかせとけ!」とばかりに大きく煙を吸い込んで、

「うぎゃー!苦い~!!」

と泣き叫びながら店の外に飛び出し、危うく車に轢かれそうになってから、はや15年。

あれから「タバコなんてまずい物は一生吸わない!」と誓ったので、なんだか複雑な思いです。

「タバコ吸う人キライ!」

と言っていた、当時の元カノの声も聞こえたり聞こえなかったり(病んでる?)

そんなことが頭に浮かんだり消えたり、モザイクをかけたり「ピー」を入れたりしながら、僕はぎこちなくタバコをくわえて100円ライターに火をつけます。

そしてみんながやってる、なんだか渋くてかっちょいい仕草、

「なんと火が消えないように、左手で風を遮断しちゃうんだぜ!」

を織り交ぜて、やや難しい顔をしながら、

(かっこいいと思い込んでやまなかったのです。実際は別に何にも考えていません)

ジジジ・・・と乾いた音がして、タバコの先に小さな火がつきます。

そして不用意にスウ~っと大きく煙を吸い込んでしまい、ゲロゲロと激しく咳き込みながら、しばし生死の境をさまよいました。

と同時に著しく具合が悪くなり、頭が軽くしびれるような感覚に襲われました。

「うえ~、こんなののどこがいいんだ・・・??でもちょっぴり大人の気分」

と妄想に浸りながら、半泣きで煙を吐き出して、なおもタバコを吸い続けます。

そんなのを繰り返し、「うう、まず~い!・・・もう一本!」とやっているうちに、だんだん体になじんできて今に至ります。そんなこんなで、タバコは自分の生活にはなくてはならない必需品となりました。

そして今では、

「ふふふ、タバコを吸ってる俺って、なんだかちょっぴりワルでカッチョイイぞ!」

と錯覚して、

(しつこいようですが、吸ったのは二十歳です。ちっとも悪くなんてありません)

プカプカと紫煙をくゆらせる毎日です。

2005 11 28

さて、禁煙のお話も今回で第二話になりました!僕は今日で禁煙2週間目に突入しましたが、やはりまだ吸いたい欲求は留まるところを知りません。

そんなとき、僕は決まって「二コレット」という名の、

「まずい、硬い、高い」

という悪い方向に三拍子そろったガムを噛み、タバコを吸いたい欲求を「吐き気」にすり変えてその場をしのいでいる、といった毎日です。

では、二コレットとは何ぞや?

1・まずい

胃に来ます。すきっ腹でタバコを吸うと、「う・・・オゥエッ!」ってなるでしょ?あれと非常によく似た感じです。

2・硬い

今まで噛んだ、どんなガムよりも根性が座っています。

噛み切れないナタデココと言った感じでしょうか。しばらく噛み続けると、アゴが捻挫しそうになります。でも、小顔になれるかも・・?

3・(値段が高い)

20個入りで2000円弱します。一粒100円!?3粒でタバコ一箱分です!こんなインフレなガム、あなたは噛んだことありますか!?

・・・ごほん。二コレットの話はここら辺にしてと。

さて、前回のコメントで

「わたしはタバコを吸った事がないわよ!」

という意見もちらほらでてきましたね。

ここで喫煙者から見た、

「なんでタバコを吸うの?タバコを吸いたい時って?」

というシチュエーション等を、ちょっとお話ししていこうかと思います。

まず、一日のうちで一番最初に吸いたくなる時、それは「寝起き」です。

起きぬけのやる気のない体に、ニコチン注入!すると、半強制的に体に活が入ります。タバコはチョビッと吸うと興奮する効果があるので、この作用で眠気がぶっ飛ぶのです。

補足としてですが、「コーヒー」も欠かす事ができません!タバコとコーヒーと言うのは、切っても切れない関係であります。 分かりやすく例えると、

「うまいものを食べると、辛口のキクマサが欲しくなる。辛口のキクマサを飲むと、うまいものが食べたくなる」

といった病状に良く似ています。(CMですね)

ちなみに僕はことのほかインスタントコーヒーが大好きで、

「スプーン山盛り二杯、ミルクニコニコね」

と、健康を害するくらい過剰に糖分を摂取する事から、

「おまえはなんだかカブトムシみたいだ」

と、友達に突っ込まれることで有名です。

そして毎朝「そんな、体に悪そうなコーヒー」を飲みつつタバコに火をつけ、

「サバダー♪サ~サバダ~♪・・・高野 雄馬は知っている。・・・何を知っているかって?それだけは言えない」

などと、一人こ難しい顔をしながら「上質を知る人」を演じたりしています。(本当は何も知りませんが・・)

朝は大体こんな感じでしょうか?そのあと、歯を磨くと「オエエッ!!」っとなるのは、喫煙者の宿命なのでしょう・・。

2005 11 30

ええと、禁煙も二週間目に突入しました。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

最近は体のほうもだいぶ楽になってきました。ということで、今日もタバコについて色々と書こうと思います!

ちなみに、禁煙をするなら月曜日からがいいでしょう。禁煙中はとにかくイライラしやすいので、土日にイライラピークを持ってこないように配慮する必要があるのです。

これを怠ると、

「てめえ!滝川クリステルの悪口言ってんじゃねえよ!」

「ん?なんだかロボットっぽいって言っただけじゃんか」

「黙れコノ野郎!コロース!!」

と、飲み会の席なのに些細な事で大暴れ、なんて事態に陥りかねません。

ちなみに前回は「寝起きにタバコを吸いたくなる」ということでしたが、他にも

「酒と一緒に」
(ウィスキーとの組み合わせは、男を壮大なロマンの世界(妄想)へといざないます・・・カランッ・・・)

「カラオケ」
(選曲の時以外、手持ち無沙汰になりがちです。それに、歌った後はタバコが欲しくなりますね)

「イライラした時」
(タバコはストレス解消に吸うものですから・・・、でも、タバコを吸い始めてから、吸えない時のストレスも増えた気が(笑)

「ご飯の後」
(デザート感覚?(笑)とにかく、ご飯の後の一服は格別ですね)

等々何かとタバコを吸いたくなるので、禁煙を始める前にもう一度気合を入れなおしましょう。(猪木にビンタされるのもよいでしょう)

緊急避難としては、

「熱いお茶を飲む」、「冷たい水を飲む」、「ストレッチをする」、「深呼吸する」、「歯を磨く」、「誰かを殴る」などがあるので、挫けそうになったらこれらを実践してみてください。

ちなみに、大きく息を吸ってそのままできるとこまで息を止めた後(幽体離脱しないように注意)、ゆっくりと息を吐き出す。というのも、なかなか効果があります。お試しあれ。

というわけなのでタバコとの決別の意味も込めて、日曜日には悔いの残らないように、

「うおぇっ!ぎぼぢ悪い・・。もうタバコはしばらく吸いたくない・・」

というぎりぎりのラインまで、無理をしてでもニコチンを摂取しておきましょう。(マーライオンみたいになる一歩手前くらいまで)何事も最初が肝心ですからね。

あ、折角ですから冥土の土産(?)にいいことをお教えしましょう。

タバコの銘柄「KOOL」は、「Kiss Only One Lady」の略だそうな。

ちなみにマルボロは、米墨戦争(アメリカ・メキシコ戦争)の時の英雄、マールボロ将軍から来ているらしいです。

お酒の席で[スナックやバーなどで)、ちょいと披露してみましょう。もしかしたら、「スゴーイ!」なんてことになるかも(笑)

余談が長くなってしまいました。さあ、禁煙一週間の始まりです!

1日目の月曜日は前日のニコチンがまだ体の中に残留しているので、思ったほどは辛くないはずです。

緊急避難を駆使したりして、がんばれば気合で乗り切れる範囲ですね。

二コレットで乗り切るのもいいですが、なにぶん一粒100円もするので、普通のガムも織り交ぜながら、自分をごまかしましょう。

さて2日目になると、寝起きから誰かをぶん殴りたくなります。(ひどく物騒ですね)

まるで、この世の全てが疎ましく思えてきて、

「ああ、チクショウ」

というフレーズが、際限なく口からこぼれます。

「チクショウ、なんで仕事が上手くいかないんだ」

「チクショウ、なんで考えがまとまらないんだ」

「チクショウ、なんで目玉焼きに醤油なんだ」

「チクショウ、なんで犬はワンって鳴くのだ。責任者出て来い!」

といった具合に、目に付いたものにイチャモンをつけたくなり、近くのモノに当たらないと気がすまなくなってしまいます。

少年ジャンプの三大テーマが「努力、勝利、友情」だとしたら、禁煙中には「うらみ、ねたみ、そねみ」と、ストレスのあまりテーマが変わってしまうほどのいらだたしさ。

ここは二コレットでガマンしながら、殴ってもあんまり怒らなそうな人をそばに用意しておきましょう(笑)

ココが第一の峠です。とにかく挫折しやすいので、注意が必要です!

2005 12 1

禁煙三日目。朝目が覚めると、

「天使が俺の体の端っこを持って、どこかへ連れ去ろうとしている!?パトラッシュ~!!」

と思えるくらい、体が軽くなるはずです。

「もしかして、背中に取り付いていた子泣きジジイが外れたかしら!?」

とでも形容したくなるような、羽のような軽さ。まるで、何かの呪縛が解けたかのようです。

それと同時に、胃袋も方も俄然調子よくなってしまうので、十分注意しましょう。

というのは、タバコを吸わないことで調子づいてしまった胃袋が、いつもの倍、食べ物をよこせとせがんでくるのです。

「食べても食べてもお腹が減るの・・・胃に穴でも開いたのかしら!?」

いやいや、胃に穴が合いたら、それはそれで大変なのですが・・・チョイと事情が違います。

「禁煙すると肥えちゃうぜ 」

といわれるのは、ご飯がおいしく感じられるのと、タバコを吸わなくなった事での胃の負担が少なくなるからでしょう。

意外な落とし穴なので、取り扱いには十分に注意してくださいね!

さて、4日目ともなると、

「これはもしかして、イケるんじゃないか!?」

と、間違った確信をしてしまいがちになります。禁煙はまだ始まったばかり、そんなにうまくいくはずがありません。

「一本くらい吸っても、また明日から吸わなければいいんじゃないか・・・??一本、一本だけならガマンできるはず」

と思い始めるのもこのあたりです。ですが、ここでタバコを吸ってしまうのはまさに自殺行為。

その一本が引き金になって

「うへ~、やめられない止まらない!」

と、急な坂道をゴロゴロ転がる雪だるまのように、タバコを吸う本数が右肩上がりに増えてしまうのです。

ここでいえるのは、「過信は禁物」ということですね!これは肺によく命じて置いてくださいね。(肝ですね)

さあ5日目。一週間も終盤に差し掛かってきました。

そして金曜の夜ともなると、当然夜遊びのお誘いも出てきます。

「今日はハナ金(死語ですか?)だぜっ!どっか飲みに行こうぜっ!」

いつもなら「がってん承知!」といった所なのですが、タバコを吸いたくなることを懸念して、二の足を踏みます。

ここで問題なのは、「誘惑に勝てるか?」ということです。誘惑に勝てる自信があれば、胸を張って飲みに行きましょう♪

(実はここで半分以上の人が悪魔の誘惑に負けてしまうのです)

そして酒の席で、いつものようにポケットからタバコを出さない事に違和感を感じた友達が、こう聞いてきます。

「あれ?タバコ忘れたの?」

そうしたら、間髪入れずに、

「実は俺、禁煙はじめてさあ・・えへへ」

と宣言しましょう。すると、周りの人は決まってこういいます。

「えらいな~!」

「健康的だ!」

「俺にはまねできないぜ!」

「めでたい!とりあえず一本」

「大丈夫だって、明日から始めればいいジャン♪」

「ああ~!やっぱりケムリは不健康でおいしいなあ~♪」

と、最初は「アンタは偉い!」っと褒めてくれるのですが、後半になるにつれて悪魔のささやきに変わってくるのです。

最後には、

「ぷふう~っ!どう?煙のおすそ分け。そんなに遠慮すんな♪礼には及ばないぜ」

と言いながら顔に煙を吹きかけてくる

「ニコチンの申し子、タールの権化」

みたいなヤツまで現れる始末。

ここで負けてしまうと、今までの苦労が水の泡です。ここは意固地になっても、

「ケムリを口から出すのは、蚊取り線香のブタさんだけで十分なのだ!」

と言ってのけましょう。偶然近くにいた、タバコを吸う女の人にこれを聞かれてしまうと、

「誰がブタですって!!きぃ~!」

なんて一悶着アリそうですが、そこは気合で乗り切ります。
週末はまだまだ誘惑が待っています。気を緩めてはいけません!

そして6日目。一番誘惑の多い土曜日です。

仮に合コンなんかあった日にはさらに一大事。落ち着く為や平常心を取り戻すため、はたまた会話の隙間を埋めるためについついタバコに手が伸びてしまいがちなのです。

特にタバコを吸っている女性は、何かと余裕を感じてしまうので注意が必要です。

「う~ん。そうねえ・・・」

と言いながらぷかりと煙をくゆらす・・・・そんな「あたしもったいぶっちゃうの、うっふん」が出来るのも、タバコを吸う女の人の特権でしょう。

そして、こちらも

「ふふふ、そうだよね・・・」

とニヒルな笑いを浮かべ、ウイスキーの入ったグラスを片手にタバコをふかす・・・なんて余裕を見せたい所ですが、肝心要のタバコがありません!これは大変困惑してしまいます。

タバコを吸う人ならわかるはずなのですが、タバコを吸うことによって、一呼吸置いてリラックスする事ができるのです。

緊張した時やイライラした時などには、それはそれは喉から手が出るくらいタバコが欲しくなり、

「俺もう、悪魔に魂を売っちゃってもいいモンね」

と、心が音を立ててポッキリ折れそうになります。

・・・さあ、アナタはこの誘惑に勝つ事が出来るでしょうか!?この一週間、最大の山場といっても過言ではないでしょう! 検討を祈ります!

かくして7日目の日曜日!冬の訪れが冷たい風を運んでくる、そんな昼日中。

抜けるような青空。降り注ぐ柔らかな日差し。

こんな日は張り切って閉じこもり、家でひっそりしてしまいましょう。人に会うと、タバコを吸いたい衝動に駆られるだけです。

そんなこんなでどうにか一日をやり過ごしましょう。行き詰まっていたゲームをやる、なんてのもいいかもしれませんね。

ここまでくれば、ひとまず大丈夫!明日からはちょっとやそっとの誘惑には勝てるようになります!

しかし、いつ何時「ガクガクブルブル」と禁断症状が出るとも限らないので、「決意」を胸に、「二コレット」をポケットに、常に常備しておくことをおすすめします。(お、うまい事言った)

長々とお付き合いいただき、嬉しい限りです♪

以上、禁煙一週間でした!  終。

過去の日記でもうしわけないですが、禁煙に挑戦してみてはいかがでしょうか?

それではまた。